情報と工夫で何とかやってみる(妥協点を見出す)ブログ

情報と工夫で何とかやってきた備忘録です。同じ悩みを抱えている人がいると思い、情報共有しようと思った次第です(尤も、このブログに辿り着いた時点でもう解決していると思いますが…)

情報と工夫で何とかやってきた備忘録です。同じ悩みを抱えている人がいると思い、情報共有しようと思った次第です。(尤も、このブログに辿り着いた時点では、もう解決されていると思いますが…)

相続と遺言

 相続に関する件、最後になります。
 そもそも論の「相続って? 遺言との違いは?」という話になります。相続は、何もしなくても自動で起こります。一方で遺言は、遺言を残す行為によって、その方の遺志に基づき財産を贈与するものになります(遺贈といいます)。どちらが優先されるかというと、財産に関するすべての権利は所有者が持っており、これは死後も変わらないことから、亡くなった方の遺志、つまり遺言が優先されます。遺言がない場合は、相続によって誰が何を相続するかを決めることになります。相続の場合、法定相続分という目安がありますが、これは目安であり、必ずしも守る必要はありません。当事者の間で話し合いがまとまれば、そのとおり相続できます、遺産分割協議といいます。つまりこんなイメージになるかと思います。
 遺言 > 遺産分割協議 > 法定相続

 そして、遺言には、例えば、息子に「相続」させる、お世話になったAさんに〇〇を「遺贈」する、と書くことができます。また、息子に△△「遺贈する」と書くこともできます。ここでですが、万が一、借金があって、遺産を引き継ぎたくない場合、「相続」の場合は、プラスの資産、マイナスの資産(借金)、すべて含めて「する」「しない」を選択することになります。一方で遺贈の場合は、△△に関して「する」「しない」になります。なので、「相続」と「遺贈」、ちゃんと使い分ける必要があります。詳細は以下です。
https://chester-tax.com/encyclopedia/8968.html