情報と工夫で何とかやってみる(妥協点を見出す)ブログ

情報と工夫で何とかやってきた備忘録です。同じ悩みを抱えている人がいると思い、情報共有しようと思った次第です(尤も、このブログに辿り着いた時点でもう解決していると思いますが…)

情報と工夫で何とかやってきた備忘録です。同じ悩みを抱えている人がいると思い、情報共有しようと思った次第です。(尤も、このブログに辿り着いた時点では、もう解決されていると思いますが…)

仕訳シリーズ#10

仕訳シリーズ最終回は事業主借と事業主貸の精算についてです。

結論から言うと、会計ソフトは自動で処理してくれますので仕訳は気にしないでいいです。ですが、一応仕組みはこうなります。例えば、事業主から借りたお金=事業主借が5000円あって、事業主に貸したお金=事業主貸が3000円あったとします。両方とも現金で支払ったことにします。

5000 現金   事業主借 5000
3000 事業主貸   現金 3000


これを相殺します。すると以下になります。

5000 事業主借   事業主貸 3000


左右の金額が合いませんね。この差2000は何でしょうか? 事業主から借りたお金の方が2000円多かったということですよね。事業主からお金を借りたということは、元入金(資本金)が増えたということですよね。なので仕訳は上記とまとめて以下になります。

5000 事業主借   事業主貸 3000
  元入金 2000

 

では逆に、事業主貸の方が事業主借より多かったらどうなるでしょうか? 会社のお金でたくさんプライベートのものを使ったということなので、元入金は減ることになります(元入金を左側に書くことになります)。

ここで注意です。仕訳そのものは難しくないですが、元入金が減るのは注意しましょう。一般的には、この貸し借りの差分のほかに、当期の利益も加算して、元入金が計算されるのですが、その元入金が減っているとなると、事業の業績が良くない、あるいは、事業の規模以上にプライベートの費用がかかっている、あるいは、最低限のプライベート費用(生活費用)にもかかわらず、お店の利益がそれを賄えていない…、という可能性があります。なので、しっかり仕訳して、状況を見つめましょう。事業主借と事業主貸の精算は以下に丁寧に説明がされております。税理士の先生が書かれております。ご参照ください。
https://useacc.com/2018/07/23/jigyounushigashi-kaesu/

 

以上で、仕訳シリーズは終了になります。仕訳の基本だけを説明してきましたが、おそらく、個人で行うネットショップであれば、ある程度網羅できたのではないかと思います。数字の作られ方(仕訳)が分かると、業績(決算書)が紐づいて見えてきますので、客観的にいろいろ戦略を立てやすくなるかと思います。是非、頑張って取り組んでみてください。