情報と工夫で何とかやってみる(妥協点を見出す)ブログ

情報と工夫で何とかやってきた備忘録です。同じ悩みを抱えている人がいると思い、情報共有しようと思った次第です(尤も、このブログに辿り着いた時点でもう解決していると思いますが…)

情報と工夫で何とかやってきた備忘録です。同じ悩みを抱えている人がいると思い、情報共有しようと思った次第です。(尤も、このブログに辿り着いた時点では、もう解決されていると思いますが…)

行政書士

決算書を読むシリーズ#1

無事、仕訳ができて決算書が作成できるようになりました。そこで、今回からは、この決算書の読み方について少しだけ触れていきたいと思います。(記帳して決算書が作成され、「この状況どうかな?」と聞かれることがあるので、分かる範囲で触れたいと思いま…

やよいの青色申告使い方#6(銀行口座の明細を自動取り込み)

口座から仕入代金を支払ったり、口座にクレジットカード払いの売上分が入力されたりして、それをいちいち入力するの面倒ですよね。そこで「スマート取引取込」です。インターネットバンキングから入出金の明細データを自動で取り込み、自動で仕訳をしてくれ…

やよいの青色申告使い方#5(スマホで自動仕訳)

「やよいの青色申告」もスマホでレシートの写真をとって自動で仕訳してくれる機能があります。専用のアプリをスマホにインストールして撮影し、それがクラウド上に送信されて金額などを自動認識、そして、会計ソフト側に読み込むというものです。私の場合は…

やよいの青色申告使い方#4(入力)

仕訳に入力する金額は、左(借方)と右(貸方)で合計額が一致しなければなりません。複数行になる仕訳ならその都度入力でいいですが、1行の仕訳の場合は、それぞれに入力するのは、あまり効率的ではありません。そこで、こういう場合は、左に金額を入力し…

やよいの青色申告使い方#3(伝票辞書で登録)

おそらく事業を進めていくと、仕入先が同じだったり、消耗品の購入先が同じだったりと、仕訳自体がパターン化していくと思われます。だったらいちいち入力せずに、その仕訳を登録して、呼び出して、金額だけを入力した方が効率的です。それができるのが「伝…

やよいの青色申告使い方#2(申告)

いきなり申告の話になりますが、やよいの青色申告で仕訳ができるようになっても、所得税の納付書の記入方法はどうするの?というのがあるかと思います。 ということで、とても丁寧に記載されているサイトを以下に紹介させていただきます。おススメです。なお…

やよいの青色申告使い方#1(データの移植)

お客さまが卒業して、自ら記帳する(仕訳する)とのことです。喜ばしいことです、事業主さま自らが記帳した方が、やはり現実をしっかり受け止められると思うので。 ということで、お客さまが卒業しても困らないよう、「やよいの青色申告使い方」を連載してい…

押印廃止

国による、行政手続きに関する押印原則廃止により、申請書類が変更になっています(以前は押印の「印」の欄がありましたが、現在はなかったりとか)。例えば、警視庁の古物商許可申請書とか。こちらは申請は1回きりなので、気にすることはないかと思います…

jGrants

jGrantsをご存じですか? jGrantsは、補助金の申請・届出ができる電子申請システムで、経済産業省が運用しています。経産省の補助事業をはじめ、現在、厚生労働省や地方自治体の補助事業も掲載され(まだ「漏れなく」というわけではありません)、24時間365…

仕訳シリーズ#10

仕訳シリーズ最終回は事業主借と事業主貸の精算についてです。 結論から言うと、会計ソフトは自動で処理してくれますので仕訳は気にしないでいいです。ですが、一応仕組みはこうなります。例えば、事業主から借りたお金=事業主借が5000円あって、事業主に貸…

仕訳シリーズ#9

今回は決算時ならではの繰越商品を取り上げます。この繰越商品は、在庫を一旦「繰越商品」という資産に振り替える、という作業になります。 例えば、Aという商品とBという商品があります。共に販売価格は1000円で、仕入価格は600円でした。この内、Aだけが売…

仕訳シリーズ#8

今回は雑費です。仕訳そのものはもう問題ないと思いますが、その使い方です。仕訳の勘定科目が分からなくなって、「あぁ、面倒くさい、もう雑費でいいや」なんてこと、されていませんか? これ後々困ることになります。 というのは、例えば、業績があまり良…

仕訳シリーズ#7

今回は消耗品と備品について取り上げます。両者の違いはというと、消耗品は使用可能期間が1年未満のもの、または、取得価額が10万円未満のもので、それ以外は備品となります。なので、1年以上使える10万円以上のPCは備品です。 で、 備品の場合は、原則(例…

仕訳シリーズ#6

今回は交際費を取り上げます。仕訳はもう簡単だと思います。お金が減るので右側に「現金」と書き、左側にその理由である「交際費」と書きます。注意しておきたいのは、その説明の部分。交際費は、利益を生み出すために必要な支出であるため、「誰と行ったか…

仕訳シリーズ#5

今回は家事按分について取り上げます。 家事按分とは、例えば、お店の事務所を自宅と兼用する場合などで、事務所として使う分を費用として計上するというものです。家賃支援給付金を申請された方は見覚えがあるかと思います。「事務所として使う分を費用計上…

仕訳シリーズ#4

今回は受託販売を取り上げます。お店に他人(Aさん)の商品を置いておいて、売れたら、その分の手数料をいただきます、というやつです。 これ、売り上げても、お店の売上ではありません、Aさんの売上ですから。なので、売上でも経費にも属さない勘定科目「受…

仕訳シリーズ#3

今回は商品を代引きで販売した場合を取り上げます。お店の利益は、シンプルに考えると、「売上」から「経費」を引いたものになります。なので、この2つの視点で仕訳していきましょう。 では初めに、代引きで販売した場合、何が起きるか確認します。先ず、商…

仕訳シリーズ#2

シリーズ第2回目は、個人事業主ならではの、お店のお金で私用のものを買ってしまった例など、お店と事業主個人さまとの間の「貸し借り」を取り上げます。 分かりやすくするため、はじめに、お店のお金が増えた例からいきましょう。1000円の事業資金が必要に…

仕訳シリーズ#1

確定申告の季節がやってまいりました。 最近の会計ソフトはレシートを写真で撮ると自動で仕訳してくれたりするので、そんなに心配することはないかと思います。一方で、この時期になると、「いちいち写真に撮るのは面倒だ、自分で入力した方が早い気がする、…

肖像権(後編)

肖像権の最後は話題提供です。過去の判例をいくつか紹介します。実務に役立つ内容は前回、前々回かと思われるので、今回はこのブログの趣旨には合わないかと思いますが、備忘録とご了承ください。 警察官が許可なくデモ隊を写真撮影し、これに怒った学生が警…

肖像権(中編)

肖像権は判例で認められている権利です。なので、過去の判例を読んで、侵害に該当するかしないかを判断することになるかと思います。最高裁が平成17年11月10日に、写真週刊誌のカメラマンが法廷内で被疑者の容貌を撮影した行為が不法行為に当たるかどうかで…

肖像権(前編)

「昔、親父(故人)と同僚の方が一緒の写真を撮ったんだけど、記事に載せていいかな?」と、執筆者(息子さん)が相談してきました。 記事や写真の著作権は著作者にありますので問題ないのですが、ここではその写真に写っているお父様と同僚の方の「肖像権(…

著作権#7

よく、本の最後に「本書の一部・もしくは全部の無断転載・複製複写、(途中略)することは、法律で認められた場合を除いて、著作権の侵害となります」とありますが、この「法律で認められた場合」とは何を指すのでしょうか? 著作権法でも、他の法律と同様に…

著作権#6

著作物の前提として、「思想又は感情を創作的に表現したもの」というのがあります。作詞や作曲はこれに該当するかと思います。では、著作物を作らず伝達する人、例えば作詞作曲しない歌手には権利はないのでしょうか? いえ、あります。「著作隣接権」という…

著作権#5

著作権がおよぶ「著作物」とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」とされています。なので、例えば英単語は、思想や感情を創作的に表現したものではないので、著作物ではなく、著作権は及びませ…

著作権#4

譲渡できる著作権には、複製権や上演権・演奏権、公衆送信権、譲渡権など様々あります。全部を譲渡することもできますし、例えば複製権だけを譲渡することもできます。 一般的に、執筆してもらったものを紙で配布する場合は、複製権と譲渡権について譲渡して…

著作権#3

著作権を譲渡してもらわないと、著作物を仕事で利用できないのか? そんなことはありません。著作権を移転させずに、著作物を利用させてもらう「利用許諾」という方法があります。当然、対価を払うことになるかとは思いますが、著作権の譲渡ほど高価にはなら…

著作権#2

著作者には勝手にコピーさせない(複製させない)などの著作者の権利(=著作権)があります。新聞をコピーして会社の人に配布するのは、記事の著作権侵害と、新聞という編集著作物の著作権侵害の、2つの侵害になります。(詳細は以下リンク) この著作権で…

著作権#1

分かっているようで、実は結構分かっていない著作権。リモートワークが増え、いろんなものをWEBで配信するようになり、「これ、著作権侵害に当たらないだろうか?」など確認する作業が増えてきました。そこで、著作権について連載していきます。 第一回はと…

著作権法改正

1月1日に著作権法が改正されました。これまで、音楽と映像に限られていた侵害コンテンツ(違法にインターネット上に掲載された著作物)のダウンロード対象が、漫画や写真、論文などにも拡大され、正規版が有料で提供されている著作物に係る侵害コンテンツを…